大谷翔平とジャッジの三冠王に立ち塞がる“2人の日系人”ともにILから復帰し規定打席到達
ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手と、ドジャースの大谷翔平選手は各リーグでHR数トップ。 ジャッジ選手は83打点でリーグトップ、大谷選手は65打点でリーグ3位に位置し、それぞれ三冠王の期待がかかっています。 しかしジャッジ選手と大谷選手の前に“打率”で立ち塞がる二人の日系人が現れました。
■ア・リーグトップは.363
打率.308でリーグ4位につけているジャッジ選手ですが、ア・リーグトップはガーディアンズのスティーブン・クワン選手で、打率.363をマークしています。 クワン選手は5月に左ハムストリングを痛め故障者リスト(IL)入り。7月に入って規定打席に到達し、突如打率トップに浮上しました。 日系人の母をもち、2023年のWBCでは、侍ジャパン入りも期待されていたクワン選手。これまでメジャーで2シーズンをプレーし、シーズン最高は2022年の打率.298。3年目にして、神がかったバッティングが開花しました。
■ナ・リーグトップは.331
打率.315でリーグ2位につけている大谷選手の上に立つのは、ブリュワーズのクリスチャン・イエリッチ選手で、打率は.331をマークしています。 イエリッチ選手は4月に腰痛のため故障者リスト入り。5月9日の試合で復帰すると、5・6月は月間打率3割超えをマークし、好調なバッティングを披露。10日の試合で規定打席に到達し、ランキングトップに躍り出ました。 イエリッチ選手も母が日本人の血を引く日系人。2018年と2019年にナ・リーグの首位打者に輝き、2018年にはナ・リーグのMVPにも選出されました。