松本天志が完全復活を印象付ける1RKO勝ち。「次期挑戦者となれるように頑張る」【RISE181】
「RISE181」(8月31日、東京・後楽園ホール)のセミファイナルで「RISE NEW WARRIORSフライ級トーナメント」優勝者の松本天志(TARGET SHIBUYA)がJIN(楠誠会館)に1RでKO勝ちを収め、完全復活を印象付けた。 松本は昨年行われたトーナメントで優勝候補と目されていた空龍と塚本望夢を破って優勝。10月には王者・数島大陸へ挑戦するも判定負け。再起戦でも那須川龍心に判定負けを喫し、キャリア初の連敗。4月の寛人にKO勝ちを収めたが、完全復活にはあと一歩という状況だった。 1R、サウスポーの松本とオーソドックスのJIN。松本が左ストレート。そして左ミドルで追撃もJINはそこに右ストレートを合わせる。松本は右ジャブ、左インロー、JINは右ロー。松本の左インローが冴える。JINも右インローを返す。松本は左ミドル。JINはじりじりと詰めて右のダブル。松本は左インロー。両者のパンチの交錯から松本が飛びヒザ。終盤、JINの前蹴りで松本がスリップダウン。しかしすぐに立ち上がった松本は圧をかけてJINを下がらせ左ストレートを打ち抜くとJINがダウン。そのまま立ち上がれず松本のKO勝ちとなった。JINは担架で退場した。
試合後のマイクで松本は「ワールドシリーズも出たかったんですけど、タイトルに近づきたかったので、みんなが分かる日本人選手とやって、こういう結果なのでそろそろ。まあ、すぐにタイトルというのは難しいと思うんですが、1~2戦挟んで次期挑戦者となれるように練習頑張ります」とタイトル挑戦への意欲を見せた。 試合後の総括でRISEの伊藤隆代表は「松本は素晴らしかった。強さが出た。ダメージもないので年内にもう1試合。タイトル戦を考えて動いていきたい」と語っている。