“暴言王”足立康史前議員が暴露した「維新最大の恥部」…代表選終盤にチャチャ入り泣きっ面に蜂
終盤に入っても全く盛り上がらない日本維新の会の代表選(12月1日投開票)にチャチャが入った。内ゲバの果てに政界引退に追い込まれた足立康史前衆院議員が、月刊誌で維新の嘘まみれ体質を暴露。現役組は「あんなん負け犬の遠吠え」と取り合わない構えだが、退潮著しい維新にとって泣きっ面に蜂だ。 政界引退の足立康史議員による“復讐”まで囁かれ…衆院選後に維新を待ち受ける「分裂劇」 「暴言王」の異名を持つ足立氏が猛批判を展開しているのは、保守系月刊誌「WiLL」。「維新 最大の恥部を暴く」というタイトルで全9ページに及ぶ。総選挙の惨敗で引責辞任する馬場伸幸代表の強権体質、橋下徹元大阪市長のオーナー気取りな振る舞い、松井一郎前大阪市長の無節操など、全方位を罵倒。意趣返しと言ったらそれまでだが、政策をめぐる嘘は見過ごせない。 足立氏が「最大の恥部」と指摘したのは、党や議員が開く政治資金パーティーだ。 馬場代表は「結党以来、企業・団体献金をもらっていない」と主張しているが、〈裏腹に十年以上にわたって企業団体にパーティー券を販売していた。まさに企業団体献金の抜け道であり、先述の主張と矛盾しています。しかも、このことは自民党の裏金問題が発覚するまで、支持者も知らない事実でした〉と証言。大阪維新の会の2019年の政治資金収支報告書によると、9月の政治資金パーティーで建設会社などのほか、大阪府薬剤師連盟や大阪宅建政治連盟から計218万円の「対価」の支払いを受領している。 ■カネも公約も嘘っぱち 裏金事件以降、企業・団体へのパー券販売は禁止となったものの、〈個人への販売は認められていることから企業の社長などが購入し会社で経費処理する「抜け道」は今も維持しています〉という。いつもの二枚舌だ。 総選挙の公約もデタラメだった。 維新は「政治改革」「社会保障の抜本改革」など「4大改革」を打ち出し。高齢者の医療費自己負担を3割に引き上げ、現役世代の社会保険料負担を軽減すると訴えたが、低所得者に還付するともしていたため財源は生まれっこなかった。足立氏は〈音喜多駿政調会長(当時)がインターネット上で「高齢者に負担を求めろ」という主張に影響を受け、インターネット世論への受けを狙って仕掛けた〉〈有権者を蔑ろにする詐欺的な公約であると断じざるを得ない〉とぶった切っている。 新代表には下馬評通り、吉村洋文共同代表(大阪府知事)が選出される見通しだが、凋落一途の腐敗政党を浮上させるのは至難の業だ。 ◇ ◇ ◇ 来月1日投開票を迎える「日本維新の会」の代表選。早くも新代表ヅラの吉村府知事に維新の議員も呆れ顔なのだとか。●関連記事【もっと読む】『吉村洋文府知事もう「維新」の代表ヅラだが…街宣で“封印”大阪万博チケットは売れ行きメタメタ』で詳報している。