【辻発彦コラム】西武・増田達至投手。通算194セーブを挙げたのは大変立派なものです
引退試合でファンに向かって手を振る増田[写真=川口洋邦]
【辻発彦のはっちゃんネル】 私は西武監督時代に2度、試合中にマウンドに行ったことがあります。そのいずれもが増田達至投手のときでした。最初は2017年の交流戦(6月11日DeNA戦=メットライフ)。1点リードの9回二死、増田投手が筒香嘉智選手に四球を与え、打席に宮崎敏郎選手を迎えた場面でした。前々日の同カードで増田投手は9回に先頭の筒香選手に四球を与え、続く宮崎選手に逆転2ランを浴び、今回も同じような状況になったので思わずマウンドに向かいましたが、私は「一度、マウンドに来たかったんだよ」と笑顔で声を掛けました。増田投手はリラックスしてくれたのか、宮崎選手を一邪飛に仕留めて勝利を呼び込んでくれました。 2度目は2019年、リーグ連覇に王手がかかった一戦でした(9月24日ロッテ戦=ZOZOマリン)。前年は試合に敗れての優勝決定でしたが、この日は大量リードで・・・
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週刊ベースボール