【NFL】チャージャーズ戦での4インターセプトは「つらい」とファルコンズQBカズンズ
ファルコンズが苦しんだのはターンオーバーとスコアボード――ほぼこの2つだけだ。
第2クオーター序盤に7対3とリードする中で喫した最初のインターセプトは、カズンズのパスが高すぎたことが原因だった。2回目のインターセプトは第3クオーター終盤に発生し、またしてもチャージャーズの新人コーナーバック(CB)ターヒーブ・スティルによるものだった。スティルはライン際のパスを読み取ってカットし、ピックシックスに成功。結果的にこの得点が勝敗を決定づけた。
その時点で逆転のチャンスはまだあったが、カズンズは第4クオーターの2回のドライブでいずれもインターセプトを喫した。1回目はエンドゾーンで3人のディフェンダーがカバーしている状況で無理に投げた際にフリーセーフティ(FS)マーカス・メイにインターセプトされ、2回目は試合終了まで残り47秒、第4ダウン残り12ヤードと絶望的な場面で放ったボールをチャージャーズ陣内でFSダーウィン・ジェームズに奪われている。
それは、2015年以降に初めて4回のインターセプトを喫したカズンズのひどいパフォーマンスを締めくくるものになった。また、今回の試合を受け、連敗している3試合におけるカズンズのタッチダウン対インターセプト比は0対6となっている。
現在6勝6敗のファルコンズは依然としてNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区の首位をキープしているが、1カ月前に想定していた独走態勢とは打って変わり、残り5試合で僅差での戦いを強いられることになる。
カズンズが苦戦しているにもかかわらず、ヘッドコーチ(HC)ラヒーム・モリスは現在もプレーオフ進出への道が残されていることを認めた上で、試合に敗れた後もベテランQBへの揺るぎない信頼を繰り返し強調した。
「カークは私たちをプレーオフ進出に導くためにここに来た。すべてはまだ目の前にあり、私たちは今も自分たちの計画を貫いている」と述べたモリスHCはこう続けている。