「俺がちょっと先に出たんだ!」は違反の可能性あり! クルマのすれ違いの優先権とは?
やむを得ない場合は優先順位が変わる場合がある
障害物を避けるときや坂道の通行などでは、基本的なルールがあるものの、時と場合によって優先順位が入れ替わる場合があります。 たとえば、あと少しで障害物を避け終えたり、間もなく坂を下り終えたりするという場面では、早めにもとの車線に戻ったり、先に坂を下りきって上りのクルマがスムースに通れるようにしたりしたほうがよいといえるでしょう。つまり、シーンによって臨機応変な対応が求められるのです。 そのため、基本的な(原則となる)ルールと例外は、わけて考えておく必要があります。
基本的なルールと例外時の対処法の両方を理解しておく
障害物を避けたり坂道での行き違いでは、基本的なルールと例外時の対応のそれぞれを理解しておくことが重要です。 ただし、無理やり例外の状況を作り出すのは基本的なルールに反するため、先に行きたいがために例外の状況を作り出すのはNG行為となります。 そのため、原則と例外をそれぞれ正しく理解し、例外の状況が特別なシーンであることを改めて認識しておく必要があるといえるでしょう。
齊藤優太