2024年サッカー界ドラフト1位クラスの選手たち 恵まれた体躯の逸材GK&DF8人
サッカー界の「ドラ1」選手たち GK&DF編 サッカー界で、来季のプロ入りが内定、またはプロ入りを狙っている「ドラ1」級の選手たちを紹介する。まずはGK&DF編から。 【画像】2024サッカー界の「ドラ1」級選手たち17名 後編「高校からいきなり欧州クラブ行き選手も! MF&FW編」>> 上林 豪(かんばやし・ごう)明治大学→セレッソ大阪 GK/2002年8月18日生まれ/187cm、84kg 抜群の安定感を誇る大学屈指のGKで、名門・明治大学にあってもその存在感は群を抜いている。まさに"守護神"の名にふさわしいGKだ。的確なセービング、攻撃の起点となるロングフィード、状況判断力と絶え間ないコーチング、そして強いメンタル。GKに求められる能力を高いレベルでバランスよく兼ね備えている。 今季はシーズン開幕前にケガを負い、約5カ月にわたり試合から遠ざかることに。しかし、他のGKを客観的に見られたことで「自分にも傑出した武器が必要」と痛感。もともと評価の高かったシュートストップ、セービングに磨きをかけて、古巣・セレッソ大阪に舞い戻る(C大阪U-18出身)。
佐々木智太郎(ささき・ともたろう)昌平高校 GK/2007年3月23日生まれ/189cm、74kg FC LAVIDA時代は出場機会を得られなかったが、高校入学後も伸び続けた身長は189cmまで到達。ポテンシャルの高さを買われ、昨年から定位置を掴んだ。高身長を生かしたハイボール対応以上に光るのはシュートストップで、長い手足を駆使して相手の決定機を阻止する。 今年はU-17日本代表にも選ばれた守護神の注目度は高く、すでにJクラブの練習参加も経験済み。現在は「サッカーだけではなく日常生活の取り組みなど、ピッチ外でのサッカーと向き合う姿勢は自分自身に足りない部分が多かった」と食事や睡眠にもこだわり、サッカー選手としてのさらなる成長を目指している。
荒木琉偉(あらき・るい)ガンバ大阪ユース→ガンバ大阪 GK/2007年10月14日生まれ/194cm、85kg 常に飛び級で上のカテゴリーの年代別日本代表に選出されてきた俊英は、まだ高校2年生にもかかわらずトップチームとのプロ契約締結が発表されている。194cmという長身を生かしたハイボール対応は言うに及ばず、シュートストップ時の反応速度と勇敢さも特筆もの。ガンバアカデミー出身らしく、足元のうまさも兼ね備えている。 7月にはパリ五輪に臨むU-23日本代表のトレーニングパートナーに指名され、小久保玲央ブライアンや野澤大志ブランドンからも刺激を受ける貴重な経験も。日本の未来を担い得る逸材であることに疑いの余地はない。