2024年サッカー界ドラフト1位クラスの選手たち 恵まれた体躯の逸材GK&DF8人
土屋櫂大(つちや・かいと)川崎フロンターレU-18→川崎フロンターレ DF/2006年5月12日生まれ/181cm、74kg 1年時から高円宮杯プレミアリーグで試合出場を重ねる、世代屈指のセンターバックが味わったひとつの重要な転機は、昨年のU-17W杯。スペインやアルゼンチンの同年代のアタッカーと対峙したことで、自身のなかでの基準が大きく跳ね上がった。 来季からはこの先のステージで彼らと再会する日を見据えながら、「高井(幸大)選手もそうですけど、日本を代表するようなDFの選手がフロンターレからどんどん出ているので、まずはチームに欠かせない選手になるということを目標として頑張っていきたいと思います」とトップチームでの成長を誓っている。
山田海斗(やまだ・かいと)ヴィッセル神戸U-18→ヴィッセル神戸 DF/2006年8月31日生まれ/192cm、70kg 192cmというサイズ感に見合った空中戦の強さと、チームが志向する丁寧なビルドアップで培われた確かな技術も完備している、まさに現代型センターバックだ。今季は本来のキャプテンの長期離脱を受け、どの公式戦でも一貫してチームキャプテンを任されてきたことで、リーダーシップの部分でも大きく成長。下級生が並ぶディフェンスラインを逞しく統率している。 昨年秋にはクラブが提携しているアストン・ビラへの短期留学も経験。アカデミー期待の才能は来季からトップチームへと活躍の場を移し、さらなるステップアップを狙う。 後編「高校からいきなり欧州クラブ行き選手も! MF&FW編」につづく>>
飯嶋玲子、森田将義、土屋雅史●文・写真