【バレー】日鉄堺BZ・安井恒介選手「昨日と違ってレフトとクイック、パイプを混ぜた攻撃ができていた」 SV男子
10月27日に日本製鉄堺体育館(大阪府)で行われたバレーボールSV男子、日鉄堺BZvsSTINGS愛知の試合後会見のうち日鉄堺BZ分をお届けする。
安井恒介、江藤巧、パロンスキールチアーノ選手(日鉄堺BZ)
■日本製鉄堺ブレイザーズ ●安井恒介選手(アウトサイドヒッター) 昨日と違ってサイドアウトを取れていました。 何よりトランジションからの攻撃がしっかりできていました。 昨日と違ってレフトとクイック、パイプ(バックセンターからのアタック)を混ぜた攻撃ができていました。 ブロックと1対1、1.5枚のブロックに対して決め切ることができたので良かったです。 フルセットの終盤に自分にトス(セット)を上げてくれたところに対して申し訳ないと思っています。そこで自分が決め切ることができれば(試合結果が)変わっていたと思います。 自分の実力というか気持ちの部分、技術面で足りないところがありました。 そこは悪い意味ではなく、良い部分に捉えていきたいです。 リーグは長いですが、そういう場面でしっかり切り替えて、次は同じことがないようにしていきたいです。 ●江藤巧選手(セッター) 悔しいです。昨日の試合が終わってからコーチ陣と対話して組み立て、スタートで出てから、昨日よりサイドに集めてオポジットの本数を減らすことができていました。 個人的には成長したところもありましたが、最後は相手のサーブ(に崩され)、個人に託してしまうこともありました。 最後の第5セットの戦い方はこのリーグでは初めての経験でした。 そこに関してもまだまだ経験値を上げていかないといけないと考えていました。 ●パロンスキールチアーノ選手(アウトサイドヒッター) 率直に悔しいです。 ただチームにはおめでとうと言いたい部分がありまして、昨日の3-0の試合から本日フルセットまでいったところはチームにとっては良かったです。 特にセッターの江藤に関しては本当に難しい試合だったと思います。 V2(現Vリーグ)(の富士通カワサキレッドスピリッツ)からSVリーグに上がり、トップレベルの中で戦っていくという初めての経験の中で本当によくプレーしていたと思います。 彼がどのように普段練習していたかというのもよく見ていますし、ハードワークしているのも分かっていました。 (セッターでキャプテンの)山口(頌平)のいない中、彼が頑張ったことでいい試合ができたと思います。 ――安井選手に。今シーズンオポジットからアウトサイドヒッターに転向した中でシーズン当初から好調に見えるが。 安井:個人的に調子がいいかと言えば自分の100%ではないです。 アウトサイドに変わってから練習してきたことが出せているので自信を持って試合に臨めています。 また、アウトサイドとして試合を戦う中で一番大事なのはメンタルの部分です。 シーソーゲームの中での1球、自分に託してくれたことに対する決め方の技術、気持ちの部分でもう少し成長できればというのはあります。 今シーズンリーグを通してその中で成長できれば(今日のような)フルセットでも勝てると思います。 ――相手に多くのビッグサーバーがいる中でどのような心構えだったか? 安井:(森)愛樹さん、ルロ(パロンスキー選手)とコミュニケーションを取って毎回取っていました。 厳しいコースは連携しても反応が遅れました。あそこでエースではなく真ん中に収めればもしかすると。フルセット行かずに第4セットで勝てる試合だったと思います。 第1節(VC長野)、第2節(ヴォレアス)はそれほどハードサーバーがいない状況の戦いでした。 気を抜いていたたわけではないですけがもう少し事前準備というか、綿密にコートの9mを、誰が何mを守ることを話し合えれば、エースも少なく抑えられたのではないかと思います。(実際は5セットでエース10本を取られた) ――宮浦(健人)選手のサーブの印象とサービスエースを取られた後について 安井:日本代表の試合を見て、曲がってくるボールについて頭に入っていました。 そこに驚く面はなかったです。 エース取られた時にはしっかり自分の中でも気持ち切り替えていました。 アウトサイドとしてパスに100% 集中すると攻撃に影響してしまいます。 どういう意識でやっていくのかを考えました。自分が攻撃でつぶれてしまうと(オポジットの)ショウ(バーノンエバンズシャロン)とクイックだけになってしまいます。 耐えるというか我慢をして自分も打ちに行くということを意識していました。 ――江藤選手に。山口選手が欠場(GAME1はベンチ外、GAME2はベンチにいたが出場せず)し急遽出場となったが、相手はスター選手が揃っているチームでどのような心構えで臨んだかと、昨日とセットの配分を変えた点について。 江藤:相手はナショナルチームの選手が多くいる状況ですが、相手がどうのこうのというより自分たちもいい選手いる中でどういう状態で打たせるかローテーションを回せるかというところで緊張をしていました。 自分たちは中で話し合って、それがうまくできた点が大きいです。 ――パロンスキー、安井選手に。デファルコ選手のサーブについて。 パロンスキー:国際大会で対戦していますが、一つだけ分かっていることは、トスが低い時はスピンサーブが来ることです。 それ以外のことに関しては、どういう風にサーブしてくるかは状況によって変わってきます。 今日は彼が良いサーブをしたというふうに思っていないです。(26日、27日ともにサーブ得点1) ルカレッリが入ってきた時に全体の雰囲気が変わった印象を受けました。 安井:自分も試合前のミーティングで映像確認していましたし、ルロが言った通りフィーリングが良かったかと言われるとそうでもなかったです。 今日は(サーブレシーブで)我慢できていたと思います。 いろんなサーブ打ってくることに関して、まずは速いジャンプサーブに対応できるポジショニングをしてから、フローター、ショートに対応するという形やっていました。 ――パロンスキー選手に。相手のルカレッリ、デファルコ選手とかフェイントしてきた時素早くカバーに入っていたが。 パロンスキー:前衛にセッターがいなかった時、ブロックが高かった時は(相手が)戦術的にブロックを超えて、クロスコートにティップをすることは普通に戦術的にあることだと思います。 そういう状況を見て、自分はそのティップにカバー入っているという形だと思います。 それで、例えば自分がカバー入ったら別の後衛の選手に長い方をカバーして欲しいなどのコミュニケーションを取りながらやっていました