巨人・井上 2発被弾、4回3失点で降板「非常に悔しい」 7・3地元・前橋での中日戦「投げたい」も…
◇セ・リーグ 巨人―DeNA(2024年6月27日 横浜) 巨人の5年目左腕・井上温大投手(23)が27日のDeNA戦(横浜)で今季4度目の先発登板。2イニング連続で一発を浴びるなど4回5安打3失点で降板し、2試合ぶりとなる今季3勝目を手にすることはできなかった。 【写真】<D・巨>4回、降板し汗をぬぐう井上 6日のロッテ戦(東京D)でプロ最長の6回2/3を投げて8安打3失点と踏ん張り、今季2勝目。 前回登板した13日の楽天戦(楽天モバイル)では6回途中6安打1失点と好投したが、味方打線が3安打零敗を喫して今季4敗目となっていた。 そこから中13日となったこの日も岸田とのバッテリーでマウンドへ。 初回、1番・桑原にいきなり左中間二塁打されたが、後続を打ち取って無失点で立ち上がった。 味方打線は直後の2回に大城卓の2号ソロで先制。 だが、井上は3回に桑原から1号ソロを被弾して追いつかれると、4回には1死から宮崎に安打されたあとで6番・佐野に高めに浮いたフォークボールを右翼スタンドへ運ばれて1―3と勝ち越しを許した。 直後の5回先頭で打席が回ると代打・佐々木を出されて降板となった。 投球内容は4回で打者17人に対して66球を投げ、5安打3失点。4三振を奪い、四死球なし、直球の最速は149キロだった。 井上は群馬県前橋市出身で、前橋商から2019年ドラフト4位で入団して今季がプロ5年目。この日から中5日となる7月3日にはその前橋で中日戦が行われる。「もちろん(地元で)投げたい。まずは目の前の試合を抑えて」と静かに闘志を燃やしていたが、悔しい早期降板となった。 ▼井上 先制してくれたのに、守り切れず非常に悔しいです。今日のことをしっかり反省して次につなげていきたいです。 ▼杉内投手チーフコーチ 今日はストレートが走っていないように見えるので、変化球をうまく使いながらストレートを速く見せる努力をしていってほしい。基本的にはゾーン勝負だけれど、打者によっては低めに投げないといけないところもあるので、そこを徹底して投げ込んでいってほしいね。(井上降板前のコメント)