世界で利用者2000万人超えの「家族アルバム みてね」、175ヵ国で支持される理由とは?
さらに「家族」の定義が広い傾向があるため、家族ぐるみで親しく付き合っている友人や親戚、シッターなどをアルバムに招待するケースが国内よりも見受けられるとか。また国内よりも「アプリに料金を支払う」感覚も強く、海外全域で利用開始から課金する傾向がある。
利用者が増えてきた近年は、SNSや掲示板などを通じてクチコミでの広がりが目立っている。 ┌────────── 子どもの写真・動画を家族で共有・保存することに特化したアプリとして広告を打ち出しているサービスは、海外でもめずらしいです。市場での差別化と実際に愛着を持って使ってくれている利用者のクチコミがうまく回り始めていることが、成長につながっていると感じています。2023年の自然流入数(月間平均)は前年比で約1.3倍になっています(白岩氏) └────────── 今では約4割が海外の利用者で、特に北米エリアに注力している。北米ではデジタルのグリーティング・ギフトカード、デジタルフォトフレームなど商材が充実してきており、今後、さらに海外向けの商品を広げていきたい意向があるそうだ。
みまもりGPSにコールドクター、派生サービスも順調
「みてね」から派生した子育て世帯向けのサービスも好調だ。2021年3月に発売開始した「みてねみまもりGPS」は、小型・軽量のGPS端末を子どもに持たせるとアプリで子どもの位置情報を見ることができる。
2024年1月15日には“音声メッセージの送信機能”を搭載した新モデル「みてねみまもりGPSトーク」の予約販売が開始された。アプリと端末の両方から音声メッセージを送受信できるほか、以前から好評の緊急時に子どもから保護者に通知できる「お知らせボタン」機能も使える(プランによって使える機能が異なる)。本体価格のほか、月額通信費が必要となる。
┌────────── 『みてね』をリリースした2015年に生まれたお子さんが現在は小学生に成長しており、通学や習い事などの見守りサービスのニーズが生まれているため、GPSサービスの提供を開始しました(白岩氏) └──────────