世界で利用者2000万人超えの「家族アルバム みてね」、175ヵ国で支持される理由とは?
■ 「プレミアム」 ・3分以上の動画アップロード(最大10分まで) ・子どもごとに写真・動画を閲覧できる ・1秒動画が毎月や1年ごとに届く ・フォトブック・DVDなど一部商品の送料無料(※写真プリントは対象外) ・アルバムの公開範囲をより細かく設定できる ・パソコンからアップロードできる など ■ 「プレミアムPro」 ・上記の「プレミアム」機能に加えて、動画の高画質保存・閲覧ができる ※価格はすべて税込
3分を超える動画を撮影する運動会のシーズンや1年間の動画をつなぎ合わせた1秒動画が配信される12月は、通常より有料会員への加入者が増えるという。
「家族の絆」を感じられるメリットも
「みてね」が人気の背景には、家族の絆を確認しやすい点が挙げられるだろう。 ┌────────── コメント機能は保護者がキャプション的に付けるほか、祖父母が『かわいいね』『子育てがんばっているね』といった感想や応援メッセージを書き込んでいます。そういったコメントを読んで、『離れて暮らしていても子育てを一緒に見守ってくれている気持ちになる』というクチコミがよく見られます(白岩氏) └──────────
子どもが成長してからアルバムに書き込まれた保護者や祖父母のコメントを読んで、その気持ちが子ども自身に伝わることもあるようだ。
国内外で「使われ方」はどう違う?
なぜ海外にも展開しているのか。それは国内出生数が右肩下がりであることに加え、子どもが生まれた後の写真・動画整理の課題が海外でも見られたためだ。
┌────────── 子どもが生まれると毎日のように写真を撮影するようになり、すぐにスマホの容量がいっぱいになってしまう。この課題は万国共通であり、『みてね』を使い始める理由は基本的に同じです。違いは『プライバシー保護意識の高さ』『招待する家族の多さ』『利用開始時の有料会員率』でしょうか(白岩氏) └────────── 欧米では日本よりも子どものプライバシーの権利・保護の意識が高く、子どもの写真や動画をクローズドで管理したいニーズが強い。そのため、公開範囲を細かく設定できる点にメリットを感じて使い始める人が多い。