「弁護士費用が必要」とうそを言い従業員の母親から210万円詐取か 岐阜市の男を再逮捕 熊本
「弁護士費用が必要」とうそを言い、当時雇っていた男性の母親から210万円をだましとったとして、40代の男が再逮捕されました。 詐欺の疑いで熊本県警に再逮捕されたのは、岐阜市北一色(きたいっしき)に住む解体業の男(46)です。 男は2019年9月20日と2020年6月25日の2回、熊本県阿蘇市に住む女性(63)に対し、「雇っている長男について、金銭のやり取りのため、弁護士費用が必要になった」などとうそをついて、合わせて210万円をだまし取った疑いが持たれています。 警察によりますと、男は実際にこの女性の長男を雇っていて、男はこの女性に対し、自身の名義の貯金口座に金を振り込むように指示していました。 警察は、実際にはこの女性の長男に金銭の手続きなどはなく、弁護士を雇った事実もないと見ています。 男は2019年11月にも同じ女性に対し、「あなたの長男のアパートの退去費として約84万円が必要」とうそを言って金を振り込ませたとして、去年11月に詐欺の疑いで逮捕・起訴されていて、その捜査の過程で今回の容疑が浮上しました。 この長男は現在、男との雇用関係はなく、「こうした男の行為をまったく知らなかった」と話しているということです。 男は警察の調べに対し、「全く覚えていない」と話したうえで、2回目に受け取った30万円は「確かに弁護士費用として使った」と容疑を否認しています。
熊本放送