【医師や専門家に取材】減塩、糖質オフ、内臓を整える…夏こそスパイス&ハーブが必要な理由。
難しく考えないのがコツ。 暮らしの中に上手に取り入れよう。
「ハーブもスパイスも『鮮度』と保存状態がいい『質』の高いものを選んでほしいです。体にいいものも酸化や劣化していたらマイナス」(入谷さん) さらに、日常の健康に役立てるために料理や飲み物などに取り入れるなら、ただ漠然とではなく、「目的意識」をもって摂ることも重要という。 「胃の調子を整えたい、寝付きをよくしたいなど、摂る目的がはっきりしているほうが続けようという意識が生まれ、実際に行動に移します。習慣化させることで、よりよい効果が期待できるようになります」(入谷さん) ハーブもスパイスもそれぞれ体に与える効果は異なるが、選び方に迷ったら、「まずは『この香りに惹かれる、心地いい』と感じるものを。ハーブもスパイスも元は昔から“おばあちゃんの知恵袋”的に伝えられてきたもの。直感で選んでもそのときの体調や気分に意外としっくりきます」(大平さん)
入谷栄一 さん いりたに・えいいち いりたに内科クリニック 院長 呼吸器・アレルギー内科専門医。現代医学と補完医療の融合を実践。著書『キレイをつくるハーブ習慣』で、ハーブ療法を紹介。
撮影・黒川ひろみ スタイリング・渡邊美穂 文・小沢緑子
『クロワッサン』1122号より
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