女性の顔を手で描き着物を固定、羽子板づくり最盛期…埼玉・春日部
正月の縁起物として親しまれる埼玉県春日部市の伝統工芸品「春日部押絵羽子板」の制作が最盛期を迎えている。
90年以上の歴史をもつ水野製作所では、女性の顔を手で描き、着物を羽子板に固定する作業などが行われている。長さ18~180センチの羽子板が年間約1万本作られ、同市で12月21、22日に開催される「かすかべ押絵羽子板と特産品まつり」や東京都内の百貨店などで販売される。
社長の水野大さん(48)は「風習が薄れてきているので、若い人に知ってほしい」と話している。