キヤノン、社会インフラ構造物の変状検知を効率化するクラウド型点検支援サービス
キヤノン株式会社とキヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノン)は、橋梁やトンネルをはじめとした社会インフラ構造物の点検を支援するサービス「インスペクションEYE for インフラ」のラインアップに、クラウドを活用して点検作業の効率化を支援するサービス「インスペクションEYE for インフラ Cloud Edition」(以下、Cloud Edition)を追加し、11月20日より提供開始すると発表した。 【画像】変状検知結果のイメージ キヤノンでは社会インフラ構造物点検事業に参入し、点検作業の効率化・高度化を支援する「インスペクションEYE for インフラ」を提供してきたが、今回新たに追加された「Cloud Edition」は、AIを活用した変状検知サービスをクラウド上で行えるもの。 点検作業者自身が、撮影した社会インフラ構造物の画像をクラウド上にアップロードすることで、ひび割れ、エフロレッセンス(遊離石灰)、鉄筋露出、はく落、錆汁といった変状を自動的に検知可能という。さらに、その結果を編集し、画像/CADデータとしてダウンロードすることにより、点検調書の作成を効率化できるとした。 こうして、従来、点検実施者が手作業で行ってきた変状の記録がAIにより自動化され、クラウドから短時間で結果を入手できるため、点検作業の効率化が実現するとのことだ。 なお利用料金は、画素数別料金プランを年契約で購入し、検知した画像の画素数分をプランから消費する仕組みとなっている。
クラウド Watch,石井 一志