『会社四季報』の欄外に掲載されている「ニコちゃんマーク」（写真：編集部撮影）

『会社四季報』の欄外に掲載される「ニコちゃんマーク」は、四季報予想が会社計画に比較して強気か弱気かを示すキャラクターマーク。「強気」とは、会社計画よりも四季報予想のほうが好業績を予想している状態だ。 『会社四季報』では、四季報予想の営業利益と会社発表の予想営業利益を比較して、乖離額が2000万円以上の銘柄を対象に、乖離率に応じてマークを表示している。 具体的には、乖離率が30％以上なら2つ、3％以上30％未満もしくは会社予想がゼロで四季報予想が黒字の場合は1つのニコちゃんマークが付く。ニコちゃんマークは、会社計画が慎重で、会社の発表以上に業績が伸びる余地があることを示唆する。 本稿では、東洋経済予想と会社発表予想の営業利益の乖離率が大きい新興銘柄の上位10銘柄をランキング形式でまとめた。『会社四季報』2022年2集（春号）で、ニコちゃんマーク2つ相当の銘柄の中から、東洋経済予想の営業利益が5億円以上の新興市場銘柄を対象とした。決算発表が近い1月期本決算会社は集計対象外とした（3月10日時点）。