休業要請を段階解除 大阪・吉村知事が会見(全文2)おびえつつも経済活動進める
兵庫・京都と調整した上で発表しているのか
朝日新聞:朝日新聞です。幾つかお願いします。まず1点目なんですが、今日午後の会見でおっしゃっていた兵庫・京都の調整はついた上でこの発表になってると考えたらいいですか。 吉村:兵庫、京都については、あす、本部会議を開催されるというふうに聞いてます。最終的にはこれは、兵庫県知事・京都府知事が、選挙で選ばれたトップなので、そこの判断に委ねたいと思います。ただ、実務的にはできるだけ足並みをそろえていこうということで、一定程度、整わせながら進めてるというふうにご理解していただいて結構です。ただ、最終の判断権者は僕ではないので、あすの、京都・兵庫の本部会議をもって、そこでご判断いただけたらと思います。調整がまとまってないというわけではありません。 朝日新聞:あすの発表で大きなずれとか想定されないということだと思いますけど、そのあと大阪のこの基準を変えていくとかってことはないんですよね。 吉村:大阪は基準を変えることはありません。 朝日新聞:分かりました。ありがとうございます。あと2点目なんですが、このロードマップについて、グリーンステージ、グリーンステージ1、2とかありますが、飲食店の営業は、このグリーンステージが移っていっても10時まで、で、酒類提供9時までって考えてたらいいですか。 吉村:現在、可能性が非常に高いのは、5月21日に緊急事態宣言が解除されるかどうか。そして、解除されなかったとしたら5月31日にどうなるかということだと思うので、今、特定が付いてるけど、特定が解除されるという可能性は極めて低いだろうというふうに思っています。
グリーンステージ2の可能性はあまり高くない?
つまり、緊急事態宣言下にあるけど一般に移るっていうのはもうほぼないと思ってます。今までは一般っていうのがあったんだけど、もう今回、緊急事態宣言が39県で解除されたじゃないですか、そもそも枠外。それと特定しかもうないので。で、今回の安倍総理の国の方向性をお聞きしても、特定から一般に移るというよりは緊急事態宣言を解除するかどうかの判断になると思うので、そういう意味では、飲食店については、緊急事態宣言が解除されれば、この時間制限も解除します。 朝日新聞:そしたらこのグリーンステージ2っていうのは、あんまり可能性としては高くないって感じですかね。 吉村:ロードマップとしてはつくりましたが、今の国の方針を把握する限りでは極めて低いし、ほぼないと思ってます。 朝日新聞:最後にもう1点すいません。休業要請を引き続き行う事業者は、これまですでに休業要請してきて給付金の対象にもなってると思います。で、今日、会見で発表された、これまで対象じゃなかったところに対する給付金も新たに補正予算を組んでやると。で、ここ、引き続き休業要請をお願いするところの施設は、これ重複してもこの休業要請に伴う給付金を申請できたりって、その辺の仕組みはどうなんでしょうか。 吉村:休業要請の協力については、一番最初、ぐっと上がってきたところで感染拡大防止の趣旨でお願いをして、その制度設計をしましたので、そこである意味もう制度化しましたから、そこに該当するところについて休業に応じていただいたところはやるということの方針にしています。 今回、新たに休業要請外の支援もやっぱりこれは必要というので設計をしました。そして家賃については国に対してずいぶんわあわあ言いながら、ほぼこれが確実になると思ってます。ですので、今回、休業要請を引き続きお願いする、延長になってお願いするからといって、そこの店舗等に対して特別の支援策を、支援金を考えてるというわけではないです。それらはいろんな策があるので、ぜひご利用いただきたいということです。 朝日新聞:分かりました。ありがとうございます。