最新デザイン一堂に 世界ポスタートリエンナーレ、県美術館で12日から一般公開
「第14回世界ポスタートリエンナーレトヤマ(IPT)2024」の開会式と授賞式が11日、県美術館で行われた。世界各国から集まった入賞・入選作390点と審査員らの招待作品を並べ、最先端のポスターデザインを伝える。一般公開は12日から12月15日まで。 IPTは前身の県立近代美術館時代から3年に1度開いている日本で唯一の国際ポスター公募展。テーマ自由の「A部門」、「Think( )」がテーマの「B部門」、30歳以下と学生が対象の「U30+Student部門」がある。 3部門に78カ国・地域から4557点の応募があり、入賞作28点を選んだ。A・B部門のグランプリにはフランスの作家ユニット、シュペールテランが輝いた。 授賞式では、2次審査を担当したグラフィックデザイナーのディーン・プールさん(ニュージーランド)とニッキー・ゴニッセンさん(オランダ)が講評。佐藤卓さん、三木健さん、浅葉克己さんがビデオメッセージを寄せた。 11日夜、ポスターで富山市内を彩るイベント「ポスターの街・とやま」(実行委員長・大津賀保信富山商議所副会頭)のオープニングレセプションがANAクラウンプラザホテル富山であり、行政や経済、デザイン関係者が懇親を深めた。