千原台高校野球部の元監督の男性講師が体罰や暴言の疑いで指導を自粛している問題で、熊本市体罰等審議会は男性講師の行為1件について“不適切な行為”と認定しました。

体罰等審議会が９件の行為を審議

不適切な行為と認定されたのは、千原台高校野球部元監督で28歳の男性講師です。「野球部で複数の体罰や暴言の疑いがある」と、ことし7月に学校から市教委に報告があり、体罰等審議会は9件の行為について体罰や暴言などにあたるか審議していました。このうち、男性講師が野球部のコーチだった昨年度、練習中に部員のお尻を足で軽く押した行為1件について「体罰にはあたらないが、不適切な行為だった」と認定しました。

千原台高校

残りの8件の行為については、「該当しない」としました。男性講師は、ことし夏の熊本大会のあと監督に就任しましたが現在は指導を自粛しています。千原台高校はKKTの取材に対し「男性講師への個別指導や研修を徹底するとともに、全職員を対象に生徒との関わり方に関する研修を重ねていく」とコメントしています。