契約するキャロウェイのクラブは11本。全英ではリンクス対策のミズノの3I、学生時代から代々使ってきたボーケイのウェッジが2本。現在はパリ五輪で2大会連続の金メダルを目指してプレー中。ザンダー・シャウフェレのクラブセッティング。 ザンダー・シャウフェレの最新セッティングはこちら

ザンダー・シャウフェレ／1993年10月生まれ。米国カリフォルニア州出身。サンディエゴ州立大学卒、2015年プロ転向。2021年東京五輪金メダル。今年、全米プロと全英OPでメジャー2勝。通算9勝

昨秋、日本開催のZOZOチャンピオンシップ出場後、都内のキャロウェイショップでインタビューした際、「ツアーは今、パワーゲーム時代。飛ばさないと戦えません。独自のAIテクノロジーは本当に信頼でき、ブレずに飛距離が伸びている。だから45.5インチまで伸ばせたとも言えます。クラブに課題は不安はない。30歳になった今、来年（2024年）をメジャー奪取の年にします」と宣言していた。言葉の通り、5月に全米プロ、今回の全英オープンと一気にメジャー2勝。世界ランキングは現在2位。

ロフト10.5度、長さは45.5インチ。現在の平均飛距離305.7ヤード（38位）、フェアウェイキープ率61.96%（71位）、トータルドライビングは11位

現在のドライバーと3Wは、パラダイムAiスモーク♦♦♦。シャフトはいずれもディアマナPDで、これは昨年から変更なし。3Wの高さとスピン量を考慮してロフト16.5度のHLモデルを使うのも前モデルのパラダイム ♦♦♦からの流れ。

セッティング写真は全米オープン時のモノ。3IではなくAPEX UWが入る。全英オープンで多用した3HL（写真右）は、ドライバーと同じディアマナPDのシャフトだが一段階重い80TX

英国入りする前、6月に米国で撮影した時点では、APEXのUWを1本入れていたが、全英ではミズノの3番アイアンに替わり、ティーショットなどで活用。昨年も一時期、ミズノのアイアンを1本入れた時期があったが、その時はMP‐20HMBで、今回は同じ中空ヘッドながらバックフェースに鉛を貼ったMizuno Pro225。ちなみに、この3番アイアンは欧米モデルで日本では未発売。（パリ五輪ではUWに戻した可能性もあるが確認中）。

全英オープンで使ったMizuno Pro 225の3I。シャフトはダイナミックゴールドMIDツアーイシュー

4IからのアイアンセットはAPEX TCBの2024年版のツアープロトモデルで、J・ラームや契約フリーの申ジエも使っている。9Iの次がPWではなく、10Iという設定だ。

4I～10IはAPEX TCBの2024年版プロト。バックフェースの中心パーツで微妙な調整が可能。日本では未発売

ウェッジはSWとLWがボーケイデザイン、AWがキャロウェイという組み合わせは以前のままだが、キャロウェイのウェッジがJAWS RAWからニューモデルのOPUSへスイッチ。