プロアマ戦でピッチングのポーズをとる石川遼。右は松坂大輔＝千葉・アコーディアゴルフ習志野CC（撮影・萩原悠久人）

米男子ゴルフツアーで唯一の日本開催となる「ZOZOチャンピオンシップ」は24日から4日間、千葉・アコーディア習志野CC（7079ヤード、パー70）で開催される（予選カットなし）。23日はプロアマ戦が行われ、昨年4位の石川遼（33）＝CASIO＝は、元プロ野球投手で米大リーグ、レッドソックスなどでもプレーした松坂大輔氏（44）とのペアリングで最終調整した。 2年連続4度目の参戦を控え、石川が最終調整を終えた。プロアマ戦は松坂大輔氏とのラウンド。超一流との共演に心が躍った。 「ピッチングとゴルフのフォームは似ている部分もある。超一流の方の感覚の部分の話はすごい聞いていて楽しかった」 ABEMAツアー（下部ツアー）参戦歴もある松坂氏はドライバーでビッグドライブを連発。日米通算170勝を挙げた〝平成の怪物〟との会話で「右の手首だったり、指先の感覚っていうのはゴルフでも非常に大事。右手の使い方っていうところは、すごい次元が違うところにある」と感銘を受けた。 2週前の国内メジャー第3戦「日本オープン」は8位で終えたが、スイングの感覚には納得がいっていない。試合のなかった前週も入念な調整に充てたが、「なかなか良くならない。とにかく今、焦っている」と語る。昨年は4位でトップ10に入ったことで、2週後の米ツアーへの出場権を獲得。今大会も期待が懸かるが、「去年も3日目が終わったとき、『何位だったら』というのは考えていなかった。今年もそこは無です」と笑い、足元を見つめた。 2019年から大会を主催する衣料品通販大手ZOZOと米ツアーの6年契約が今年で終了するため、「ZOZO―」は〝ラストマッチ〟。石川が米ツアーの猛者に挑む。（阿部慎） ★大会ガイド 日本選手17人を含む78選手が出場し、予選落ちなしで4日間争う。会場は千葉・印西市のアコーディア習志野CC。入場チケットはローソンチケットで購入でき、23日時点の価格（税込み）は第1、2日が1万9000円、第3日は2万7000円、最終日は2万8000円。スタンド席などは別料金。会場へのアクセスは徒歩が推奨されており、最寄り駅は北総線・印西牧の原駅で、会場まで約17分（約1・5キロ）。