【MLB】打撃好調のブルージェイズ・ゲレーロJr.とノーヒッター達成のジャイアンツ・スネルが週間MVPに
日本時間8月6日、2024年シーズン19週目の週間MVPが発表され、ア・リーグはブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、ナ・リーグはブレイク・スネル(ジャイアンツ)が選出された。ゲレーロJr.は昨年7月以来キャリア6度目の受賞であり、ブルージェイズではカルロス・デルガド(9度)、ジョージ・ベル(8度)に次ぐ受賞回数に。一方のスネルはキャリア初の受賞となり、今季週間MVPに選ばれた投手はいずれもノーヒッターを達成したロネル・ブランコ(アストロズ)、ディラン・シース(パドレス)に次いで3人目となった。 現在25歳のゲレーロJr.は7試合に出場して打率.536(28打数15安打)、3本塁打、8打点、OPS1.713の好成績をマーク。打率、出塁率(.606)、OPS、安打、二塁打(7)、長打(10)、塁打(31)はいずれもメジャー1位の数字で、長打率(1.107)も同2位にランクインした。特に日本時間7月30日に行われたオリオールズとのダブルヘッダーでは2試合合計で10打数7安打、3二塁打、2本塁打、5打点の大活躍。ダブルヘッダーで合計5長打を放つのは球団史上初の快挙だった。今季は4月末の時点で打率.229、3本塁打、11打点、OPS.678と低調なスタートになったが、5月以降は徐々に調子を上げ、シーズントータルの成績も打率.316、22本塁打、72打点、OPS.925と大きく向上している。 現在31歳のスネルは日本時間8月3日のレッズ戦に先発し、9回114球を投げて被安打0、奪三振11、与四球3、失点0という快投で自身初のノーヒッターを達成。球団では2015年6月のクリス・ヘストン以来の快挙となった。ノーヒッター達成の前日には同僚ローガン・ウェブが完封勝利をマークしており、同じ球団の投手が2日連続で9イニングを完封するのは2013年5月のカージナルス(シェルビー・ミラー&アダム・ウェインライト)以来11年ぶり。スネルはキャリアを通して8イニングを投げ切った登板がなかったが、初めて8イニング以上を投げた試合が初完投初完封、そしてノーヒッター達成となった。2度目のIL入りから7月上旬に復帰したあと、5度の先発登板で1勝0敗、防御率0.55、被打率.078と素晴らしい活躍を見せている。