元日本代表シューターの古川孝敏が秋田から京都へ移籍「ベテランと若手の融合を楽しみにしていてください」
B1リーグの秋田ノーザンハピネッツは6月10日、古川孝敏が契約満了のため退団し、2024-25シーズンより京都ハンナリーズへ移籍することを発表した。 兵庫県出身で現在36歳の古川は、190センチ92キロのシューティングガード兼スモールフォワード。御影工業高校(現:神戸市立科学技術高校)から東海大学へと進学し、2010年にアイシンシーホース(現:シーホース三河)でトップリーグデビュー。2013年にリンク栃木ブレックス(現宇都宮ブレックス)へ移籍すると、Bリーグ初年度の2016-17シーズンにチームをチャンピオンシップ優勝へ導き、ファイナルMVPに輝いた。その後、琉球ゴールデンキングスを経て、2019年に秋田へ加入。ワールドカップ予選日本代表などにも選出され、在籍5年目を迎えた今シーズンはリーグ戦57試合(先発出場54試合)の出場で1試合平均10.8得点1.6リバウンド1.4アシストを記録した。 今回の移籍発表に際し、古川は「チーム、スタッフ、チームメート、パートナー企業、ブースターの皆さま、5年間ありがとうございました。30歳を過ぎてからの移籍、ベテランとしてチームのためにリーダーシップをという思いで秋田にやってきました。うまくいかないことや苦しい時期もありましたが、皆さまのサポートのおかげで気付けばキャリアで一番長い5年間このチームでやってこれました。多くのことを学ぶことができ、自分自身の幅を少し広げられたかなと感じておりますが、それが少しでもチームに還元できていればうれしく思います。まだまだ止まるつもりはありません。これからも日々精進して参りたいと思います。秋田の皆さま、ありがとうございました」と秋田の公式サイトを通じてコメントした。 また、京都加入に際し、古川、渡邉拓馬ゼネラルマネージャー、ロイヘッドコーチは以下のコメントをしている。 ▼ 古川孝敏 「皆さん、はじめまして。この度、京都ハンナリーズに入団することになりました。このチームで、自分が積み上げてきたものを最大限発揮できるよう努力していくことはもちろん、チーム、フロントのみんなと成長していきたいと思います!皆さんどうぞよろしくお願いいたします!」 ▼ 渡邉GM 「日本を代表するシューターの古川選手の加入を大変うれしく思います。数々の栄光と素晴らしいキャリアを送っている古川選手ですが、それに満足することなくチャレンジを継続する姿に感銘を受けました。彼のこの姿をハンナリーズの若手が目に焼き付け成長し、ともに登って行く景色を見れるのは、とても贅沢なことだと感じます。そして、登りながら結果を出さなくてはいけない来シーズンに、ベストなピースだと確信しています。ファンの皆さんにもその景色を見ていただけたら幸いです。ベテランと若手の融合を楽しみにしていてください!」 ▼ ラナHC 「高いレベルでプレーしている優秀な選手をチームに加えることができて光栄ですし、興奮しています。古川選手の才能と経験は今後の我々にとって、成功のための重要な一部になると思います。彼は京都にとって素晴らしい選手だと思います」
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