135年前の懐中時計をオマージュ【高級時計“ジラール・ペルゴ”】レトロなはちみつ色、世界18本限定モデル
1791年の創業以来、スイスのラ・ショー・ド・フォンを拠点にしてきた腕時計ブランド“ジラール・ペルゴ”は、新作“ラ・エスメラルダ “シークレット“ エタニティ エディション ハニー”を発表した。ジラール・ペルゴの正規販売店で18本限定の受注生産となっている。 【画像】懐中時計“風”? ケースを開くと覗くムーヴメントが美しい!
世界遺産に登録されている“ラ・ショー・ド・フォン”は時計製造に特化した都市だ。自然光を取り入れるための独特な都市設計(通りと建物が整然と平行な列を構成する)が成され、さらに夏の宵には街を囲うように暖かみを帯びた金色の緑が広がる風景美を生み出す。こうした環境はジラール・ペルゴの時計にも独自の個性を与え、本モデルでは、ラ・エスメラルダ トゥールビヨン“シークレット”エタニティ エディション(2016年発表)をベースに、絵画的な風景にインスピレーションを受けた豊饒な蜂蜜色のモデルに仕上げられている。 シンボリックなスリー・ゴールドブリッジを備えた文字盤には姉妹会社のドンツェ・カドランによる蜂蜜色のグラン・フー・エナメル仕上げが施され、側面とケースバックにもシャンルベ技法により蜂蜜色のグラン・フー エナメルが色彩を添える。 ハンターケース仕様の裏ブタも実に手の込んだ仕上がりを見せており、1889年のパリ万国博覧会で金賞を受賞した伝説的な懐中時計”ラ・エスメラルダ”へ敬意を表した精緻なフルーテッド装飾のエングレービングが目を引きつける。歴史的な懐中時計と同じく疾走する 3 頭の馬があしらわれているが、この馬の意味は決して明かされることのない秘密となっている。
ハンター式のケースバックは蓋を開けると、自社製の自動巻きムーヴメント“Cal.GP09600”を鑑賞できる。1884年に“スリー・ブリッジ・トゥールビヨン ムーブメント”として特許を申請した自動巻きムーヴメントは、香箱のすぐ下にホワイトゴールド製マイクロローターを装備し、工芸的な質感と手巻きムーヴメントを思わせるメカニカルな造形美を際立たせる。
文◎Watch LIFE NEWS編集部