自民党長崎県連は7日、長崎市内で選挙対策委員会を開き、来夏の参院選長崎選挙区（改選定数1）の公認候補予定者について、現職で県連会長の古賀友一郎氏（57）と、新人で県議の山下博史氏（49）の2人を党本部に上申する方針を決めた。
会合は非公開で行われた。終了後、報道陣の取材に応じた加藤竜祥委員長は、1人に絞り込むための党員投票は禍根を残す例があり、挙党態勢の構築に影響するため見送ったと説明。「2人を上申するのがベターだと判断した」と述べた。
選考を巡っては、支部によって支持が分かれ、県連が今年6月、党員投票の実施を決定した。しかし、報告を受けた党本部は「時間をかけて検討してほしい」と再協議を指示していた。
参院選には、国民民主党の新人で県議の深堀浩氏（59）が立候補する意向を表明している。
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