空き部屋に現金送らせ詐取容疑、男を逮捕 「キーボックス」悪用か
トラブル解決金名目で現金をアパート一室の空き部屋に送らせ、だまし取ったとして、警視庁は飲食店従業員佐藤俊祐容疑者(27)=福岡市中央区=を詐欺容疑で逮捕し、27日に発表した。「深く反省している」と容疑を認めているという。 空き部屋は不動産会社が管理し、鍵は内覧のためにアパート敷地内に設置したダイヤル式の「キーボックス」に保管していた。佐藤容疑者は「指示役」から解錠方法を聞いて鍵を入手し、室内に入ったという。 小松川署によると、逮捕容疑は何者かと共謀して10月26日、浜松市の60代の女性に「携帯がウイルスに感染しており、他人に迷惑をかけている」「訴訟になる」などと電話をかけ、解決金名目で東京都江戸川区のアパート3階の一室に現金200万円を送らせ、だまし取ったというもの。
朝日新聞社