腕周り46・5㎝の肉体派2・5次元俳優 桜庭大翔が両国でプロレスデビュー「どこの馬の骨かも知れないヤツがいっぱしのプロレスラー気取ってるって思われたくないんで」【週刊プロレス】
直近で演じたのは、あの“ステゴロ最強”の人気キャラクター!
桜庭 けっこうなペースで体重も増やしてるんですけど。よくすごい才能だとか言われるんですけど、ただただ死ぬほど食って、死ぬほどトレーニングしてるって感じですね。僕もそのプロレスがもともと大好きなんで。どこの馬の骨かも知れないヤツがいきなり両国でデビューして、なんかいっぱしのプロレスラー気取ってるって思われたくないんで。僕も僕として、ホントにやれる最大限の努力。自分も身長は大きいんで、とにかくもうヘビーの中のヘビーになります。体はある程度負荷には耐えられるような、そして相手を制圧できるような体にまずしなきゃという一心でここまで作ったって感じですね。 ――俳優とプロレスの二刀流になりますが、今まで培ってきたものでリングで出せそうな武器となりそうなところはありますか? 桜庭 ある意味、いろんな人生を体験した感じで。2・5次元の良さっていうのもキャラクターなんですよ。普通の舞台と違って、けっこう変わった性格だったりキャラクターをしてたりするんで。特に僕みたいに体がデカい人がやると役的にも結構力強い役だったりするんですけど。その時の記憶が、「こんなとこで負けてられない」ってよみがえったりすると思うんで。自分が今まで経験してきたからこそ持つ、自分の人格以外の芯の強さをそこでちょっとお借りできたら。それも自分の一部だと僕は思ってるんで。演じてきたキャラクターの意志の強さを背負っていけたらいいなって思いますね。 ――12月4日から8日にかけては人気漫画『グラップラー刃牙』を舞台化した『刃牙 THE GRAPPLER STAGE -地下闘技場編-』で花山薫を演じられました。 桜庭 そうなんですよ。いろんなキャラクターの強さを僕は借りたいなと思ってるんですけど、やっぱりひとつ言っておきたいのが、両国の(前に演じる)一番直近のキャラクターが花山薫だっていうことを皆さんに覚えていただきましたです。一番強いじゃないですか。ストーリーを飛び出て、実際にそれを体に宿して用ていけたらいいなって思いますね。 ――最後に読者にメッセージをお願いいたします。 桜庭 ホントに今話している僕と、実際に皆さんが目の当たりにする桜庭大翔はもしかしたら別物になってしまうかもしれないんですけど。心の中でプロレスを愛しているっていう一点に関しては少しも違わないので、表現の違いこそあれど。僕の思いは今、話しているものと全く同じなので、皆さんが違う一面の僕を見たとしても「きっとあの人はああでもプロレスが大好きなんだ」っていうことをぜひ忘れないでいてくれたらいいなと思います。僕も僕なりの表現の仕方でプロレスをもっといろんな人に、もっと桜庭大翔っていうプロレスラーを表現していけたらいいなって思います。
週刊プロレス編集部