柔道練習中事故で女性巡査死亡「悲しみ、筆舌に尽くしがたい」 京都府警が殉職者慰霊祭
京都府警の殉職者慰霊祭が6日、京都市伏見区の府警察学校で営まれた。遺族や府警幹部ら約70人が参列し、職務中に亡くなった警察職員たちを追悼した。 府警の殉職者は1877年に西南戦争で死者が出て以降、58人に上る。今年7月、初任科生の女性巡査部長(23)=1階級昇任=が同学校での柔道練習中の事故で亡くなった。 式典では殉職者名簿が奉納され、参列者が黙とうした。吉越清人本部長は巡査部長の急逝に触れ「第一線で活躍することを目前に、貴重な人材を失った悲しみは誠に筆舌に尽くしがたく痛恨の極み」と語り、「力強く頼りがいのある警察を基本姿勢に、一致団結して警察業務の遂行にまい進する」と述べた。この後、参列者が献花し、犯罪捜査や災害対応などで犠牲になった職員に祈りをささげた。