年収「300万円台」での持ち家購入が増加!?住宅ローンを組んで「無理なく生活」できるの?
持ち家購入後の生活はどうなる?
年収300万円で月々5万7334円のローンを返済するとして、持ち家購入後の生活を無理なく送ることができるのか不安になる人もいるでしょう。 手取りは総支給額の7割~8割程度といわれているため、年収300万円の場合は240万円程度と考えていいでしょう。手取りで考えると、1ヶ月の生活費は20万円程度になります。20万円から月々のローン5万7334円を差し引くと、14万2666円が残る計算です。 総務省の「2023年家計調査(家計収支編)」によると、住居費を除く二人以上世帯の1ヶ月の消費支出の平均は表1のようになっています。
※総務省統計局「家計調査(家計収支編)2023年 表番号第2-3」を基に筆者作成 住宅ローンを除く生活費14万2666円を引くと、7万円~8万円ほど足りない計算になります。そのため、頭金を多めに用意して借入額を減らし、月々の返済額を少なくするなどの対策が必要になるでしょう。
生活費が足りなくなる可能性があるので頭金を増やすなどの対策が必要
コロナ禍以降、年収300万円で持ち家を購入する人が増加しています。年収300万円で35年ローンを組んだ場合、月々の返済額は5万7334円になります。手取り240万円と考えると月々の生活費は20万円程度になるため、ローンを支払うと14万円程度しか残りの生活費に充てられなくなるでしょう。 二人以上世帯の1ヶ月の消費支出の平均と比較すると7万円~8万円ほど不足する可能性があるため、頭金を多く入れるなどして月々の返済額を少なくする方法を考えた方がいいでしょう。 出典 政府統計の総合窓口e-Stat総務省統計局 家計調査(家計収支編)2023年 表番号2-3 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部