TV番組で「俳句の才能アリ」の女優・森迫永依さん 4カ国語がペラペラになったコツは?
好きなことの勉強は苦にならない
――韓国語も得意と聞いていますが、韓国語を勉強しようと思ったのはなぜですか。 中学のときからK-POPが好きで、特にアイドルグループのSUPER JUNIORのファンでした。好きな人たちが何を話しているのかを知りたかったんです。彼らのラジオも聴いていたので、勉強すればするほど聞き取れることが増えて、どんどん世界が広がりました。韓国語を覚えるのは楽しくて仕方なかったですね。 ――やはり言葉のセンスがあるのでしょうね。TBS系列のテレビ番組「プレバト‼」では俳句にもチャレンジしています。これまで俳句を詠んだことはあったのですか。 まったくありませんでした。大学4年間は英語漬けだったので、むしろ日本語との距離ができていたぐらいです(笑)。お話をいただいたときは「えっ? 私が俳句を?」という感じでした。 それで、いざやってみたら、まず一句詠むのにとても時間がかかることに驚きました。最初は、自分の作品をほめてもらっても、「これの何がいいんだろう」と不思議に思うこともあったり、とにかく言葉の選び方など、探り探りやっています。でも俳句も、やっぱり勉強すればするほど、わかることが増えます。今では句集も買うようになって、時間があるときには歳時記を読んで、「へえ、面白い」などと思っています。 好きだと思えれば、勉強することが苦にならないんです。好奇心が向くことを突き詰めて学ぶのが好きなのだと思います。 ――そうした言語感覚を生かして、今後やってみたいことはありますか。 高校のときからの夢である、英語での芝居はもちろんやってみたいので、海外作品のオーディションを受けたこともあります。機会があればどんなことでも。俳優という肩書にこだわらず、自分のバックグラウンドを生かしてできることは、何でも挑戦してみたいです。 私だけでなく、アジアの俳優がもっと世界に進出するようになって、可能性が広がるといいなと思います。言語の壁で出たくても出られない人もいるので、自分にできることがあるなら、やらないともったいないなと。