TV番組で「俳句の才能アリ」の女優・森迫永依さん 4カ国語がペラペラになったコツは?
「とりあえず試してみよう」の精神
――進路に悩む高校生に、アドバイスをお願いします。 大学に行ったからできること、行かなかったからできること。きっと両方あると思いますが、行ったから生まれる選択肢というものはとても多いと思います。だからきちんと考えてみてほしいです。そして、とりあえずちょっとでも興味があれば、思い切って飛び込んでみたらいいと思います。大学には本当にいろんな学部や学科があるので、必ず自分の興味と重なるところがあるはずです。先輩や先生や、周囲のいろいろな人を頼って、そこまでの道筋を見つけてほしいです。焦らなくていいから、とりあえず「行ってみよう、やってみよう、試してみよう」。その精神でいきましょう。 ――最後に、受験時は森迫さんの親御さんはどんな姿勢でしたか。保護者へのメッセージもあればお願いします。 私は中学受験で第1志望の学校に入れなかったので、そのときのことを教訓にしたのか、うちの親は大学受験では後ろで見守る感じでした。私のプレッシャーにならないように、「好きにしていいよ」と言ってくれましたが、上智大学に受かったときはすごく喜んでくれました。 勉強は強いられると楽しめないし、うまくいかなくなると思います。家族にできること、やってほしいことは、受験する本人が楽しめるような環境づくりでしょうか。勉強の先に何があるのか、勉強してかなえたいことは何なのか。そういう未来や夢を本人が探すのを、親が少し手伝ってあげられるといいかなと思います。 <プロフィル> 森迫永依(もりさこ・えい) 1997年生まれ。成城学園中学校高等学校、上智大学国際教養学部卒業。2002年から子役として活動を開始。「あした天気になあれ。」「新しい風」など数々の作品に出演。06年には実写版「ちびまる子ちゃん」で主役のまる子役を演じる。近年はバラエティー番組「プレバト‼」で俳句の才能も開花。ドラマ、舞台、CMと幅広く活躍を続けている。
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