拉致被害者・蓮池薫さん 当時の状況語る 鳥栖市で講演
九州朝日放送
北朝鮮による拉致被害者の蓮池薫さんが佐賀県鳥栖市で、8日、拉致問題の早期解決を訴えました。 蓮池薫さんは、大学3年生だった1978年に北朝鮮に拉致され、24年後の2002年に帰国しました。 8日、鳥栖市で開かれた無料の講演会で、蓮池さんが拉致された当時の経験などを語りました。 「海辺で工作員が来てタバコの火を貸してくださいと。ライターを出そうとした瞬間、両手両足を縛られ猿ぐつわをされ、袋詰めにされた」 日本政府は、これまでに17人を拉致被害者として認定していますが、現在も12人が帰国できていません。 蓮池さんは、「拉致問題解決のためには、北朝鮮に対して期限を設け、プレッシャーをかけていくことが重要」などと訴えました。
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