「きっかけは2歳を目前に旅立った息子だった」重い病気と闘う子どもたちをサポートする“シャイン・オン!キッズ”に迫る
活動をする上での大変さ
活動をする上で、同じ小児がんと言っても脳腫瘍の方もいれば白血病の方もいます。 疾患によって治療後の状況も変わり、数度の再発を経て、克服する方もいます。 このような方々を対象としてイベントを実施する際は、参加する方の症状に合わせた調整が必要になってくるそうです。 得意なこと、苦手なこと、特別な配慮が必要なことなど事前に細かく情報を整理し、必要であれば医療者による監修をいれるなどしてサポートに工夫をしているとか。
今後の目標
ファシリティドッグ、ビーズ・オブ・カレッジともに多くの病院から問い合わせがあり、導入を待っている病院もあるため、ニーズに合わせて、可能な限り活動を拡大していきたいとのこと。 ただ闇雲に増やせばよいということではなく、安全性を第一に、活動の質も大切に、また導入する病院の医療者の方々に負担のない形で取り入れていくようです。 さらに、一人ひとりのお子さんやご家族、現場の医療者の声を丁寧に拾い、ニーズに基づいた心のケアの活動を継続していきたいと考えているそうです。 また、活動の大半が寄付や助成金で賄われているため、資金調達の課題もあります。 解決しなければならないことはたくさんありますが、同じミッションや思いを持つ他団体との協働も視野に、シャイン・オン!キッズが掲げる「一人でも多くの子どもや家族の笑顔と勇気につながる活動」を続けたいとのことでした。 治療を終えたあともサポートしてくれる存在があることはありがたいことです。一人でも多くの子どもたちが明るい未来を歩いていけるよう、これからの活動も応援していきたいですね。
ほ・とせなNEWS編集部