世界中にある温泉天国へ!【11選】
【08】フリードリヒスバード ドイツ
文豪マーク・トウェインも絶賛した、ドイツ屈指の温泉保養地バーデン・バーデン。1877年開業の施設は、健康増進を目的にサウナや熱気浴、炭酸浴など約20の部屋を順に巡る。大理石やフレスコ画が美しい、写真のプール“クーポラホール”もその一部。入浴は水着なし、混浴となる日時もある。
【09】つぼ湯 日本
和歌山県田辺市にある、湯の峰温泉。開湯は1800年前と古く、天然岩に囲まれた小さな“つぼ湯”は、1日に何度も色を変えるため七色の湯と呼ばれる。熊野への参詣客がここで身を清めたことから“熊野詣の湯垢離場”として世界遺産にも登録され、“世界で唯一入浴できる世界遺産”として人気を集めている。
【10】デセプション島 南極近海
南極海の北側、サウス・シェトランド諸島にある火山島。近年だと1970年にも噴火が起きた活火山で、地熱が高いため雪が溶けて地面が剥き出しになっている。南極クルーズで人気の上陸ポイントとなっており、狭い入り口を通ってカルデラ内に侵入し、ビーチで温泉に浸かったり、ハイキングを楽しんだりすることができる。
【11】川原毛大湯滝 日本
日本三大霊場のひとつ、川原毛地獄を抜けた先にある秋田県湯沢市の秘湯。高さ20mの滝そのものが温泉になった珍しい滝の湯だ。上流で湧き出た100度近い源泉が沢水と合流することで適温となるため、入浴できるのは7~9月頃の夏期限定。泉質は目に入ると染みるほどの強酸性のため、肌の弱い方は長湯に注意。 ※雑誌『Safari』12月号より
文=伊澤慶一