世界中にある温泉天国へ!【11選】
【02】フライガイザー アメリカ
ネバダ州にある噴泉塔。約90度の温泉が絶えず噴出し、炭酸カルシウムの堆積物により今も少しずつ成長している。七色に見えるのは硫黄や酸化鉄、また高温の中で生息する藻などが要因。音楽・アートフェスティバル“バーニングマン”の主催団体が一帯の牧場を所有し、過去のアート作品とともに見学できる。
【03】ローマン・バス イギリス
イギリスで唯一の天然温泉地バースにある巨大温泉施設。ローマ時代に造られ、1880年に遺跡として発見された。現在は博物館として公開されているため入浴不可だが、浴場跡の見学は可能。今でも46度前後の温泉が湧き、飲泉口や併設のティールームで飲むことが可能。ただ、ほのかな塩分や鉄分があり、やや飲みにくいかも。
【04】タバコン温泉 コスタリカ
富士山に似た美しい姿で知られるアレナル火山。その麓の国立公園内では、湯量豊富な温泉が渓流のように熱帯雨林の中を流れる。温かいところでは40度近くあり、段差を利用した“打たせ湯”も存在。ちなみにアレナル山は現在活動中の活火山で、夜には赤く光る溶岩が見られることも珍しくない。
【05】セーチェーニ温泉 ハンガリー
ヨーロッパ最大級の複合温泉施設。まるで宮殿のようなネオバロック様式の外観は、1913年に建てられたもの。現在は拡張が進み、屋外プールから内湯まで19の浴場、10種のサウナが揃う。なかにはビール成分が混ぜられた浴槽に浸かりながら、蛇口から注ぐ生ビールも飲み放題となる“ビールスパ”のような変わり種も。
【06】シャンパン・プール ニュージーランド
地熱公園ワイ・オ・タプ・サーマル・ワンダーランド内にある、直径約60mの間欠泉。二酸化炭素によって発生した泡が、シャンパンのように絶え間なく湧いて弾ける。色あざやかに見える原因は、ヒ素やアンチモンなど天然の鉱物によるもの。源泉は70~80度と高温のため、入浴はできない。
【07】アンティーク・プール トルコ
紀元前190年に建設されたペルガモン王国のヒエラポリス遺跡。保存状態のよい円形劇場や博物館(旧大浴場)と並んで人気なのがこちらのプール。足元に転がる石柱や大理石と一緒に入浴を楽しめる。年間をとおして水温は36度前後。炭酸泉の美肌の湯のためクレオパトラも立ち寄ったとされるが、その真偽は不明。