話題のニュースを追跡!「100年に一度咲く」巨大植物フィーバー 命運分けた“干潮”
■人為的に運ばれた?いつ花咲く?
まさに、“リュウゼツラン・フィーバー”。この盛り上がりを利用して、ついには、こんな人まで現れました。 弁当店 「お花が咲いたら100円引きになります」 100年に一度咲くといわれるリュウゼツラン。近くにある弁当店では開花に合わせて割引をするといいます。 ほっかまんてん 環二上永谷店 益田夏帆さん 「アオノリュウゼツランが開花するかもしれないので、それにちなんで100円引きになる券を」 豚丼550円が開花中は450円に!リュウゼツラン人気にあやかろうと、急きょチラシを作ったそうです。 そもそもこの人気作りに一役買ったSNSの投稿者は、現場近くにある寺の住職でした。 貞昌院 亀野哲也住職 「10年くらい前ですが、小さなアロエのような植物が生え始めたのを見つけた。今年の5月ぐらいから(茎が)急に伸びてきました。最近になって背の高さより高くなった」 10年前は、茎がなかったのですが、5月中旬の写真では3メートルほどの高さに伸び、その1カ月後にはおよそ6メートルまで成長していました。 それにしても、一体なぜリュウゼツランがこの場所にあるのでしょうか?住職は、リュウゼツランを発見した10年ほど前、ある光景を目撃していました。 亀野住職 「ちょうどリュウゼツランが芽吹いた時期にハッカチョウという鳥が大発生して。そういう鳥たちも種を運ぶのに一役かっているのではないか」 鳥によってリュウゼツランの種が運ばれたのではないかというのです。しかし、専門家はこのように指摘します。 松井園長 「鳥とかの動物が(食べて)運ぶのは、硬い種子で(リュウゼツランの種は)食べると消化されると思います。土に混じって運ばれてくるとか、人為的に運ばれたのかと」 中央分離帯の植物を植える際、持ってきた土の中にリュウゼツランの種が混じっていたのではないかと言います。100年に一度咲くと言われるリュウゼツラン。果たしていつ咲くのでしょうか?6月20日時点では、まだつぼみでした。 見物人 「毎日毎日撮りにきます!今から期待していますけど、(咲いたら)その場には絶対にいたい」