インテル初のイラン人選手タレミの「危機は明らか」…伊紙が見解、その結論は?
今夏インテルにフリーで加入したイラン代表FWメフディ・タレミについて、イタリア紙『トゥットスポルト』は「タレミは今、インテルにとって問題だ」などと現状を分析している。 ポルトで公式戦182試合91ゴールを記録するなど長年主力として活躍した後、今夏フリーでインテルへと加入したタレミ。クラブ史上初のイラン人選手として注目を集めたが、ここまで公式戦16試合で1ゴールにとどまっている。 そんなイラン代表FWについて、『トゥットスポルト』は「16試合で1ゴール、流れからの得点はゼロ。危機は明らかだ」と指摘している。 同メディアは「少なくとも加入直後にケガをするまでは納得できるプレシーズンだった」と主張しつつも、「シーズン前半は、良い時より悪い時の方が多かった。流れから無得点ということが、彼に対する評価に影響を与えることは避けられない」との見解を示した。 「イラン人FWはまだ、インテルにおけるセリエA初得点を模索中だ。タレミは純粋なストライカーではないとはいえ、ポルトではゴールを量産していただけに、可能な限り早くゴール前における危機を直さなければならない」 さらに同メディアは、「フィジカルトラブルですぐに離脱したことは余計だった」と加入直後の負傷に落胆を示しつつ、「今夏に素晴らしいスタートを切った選手に対してより多くを求めることは当然だ」と。今後の活躍に期待を寄せた。そしてシモーネ・インザーギ監督が「彼には非常に満足している。クラブと共に私が獲得を望んだ選手だ。チームメート全員が彼のことを気に入っている」と語ったことを引用。「タレミはインザーギから擁護され続けている」と述べ、チームがイラン代表FWをサポートする姿勢であることも紹介した。 そのうえで同紙は、「メフディ自身も、もっと貢献できることを自覚している。見習い期間後に、まもなくゴールを挙げてチームの今後に貢献できると確信しているはずだ」と結論付けた。「新たな文化に100%適応できれば、ゴールの面でインテルにとって決定的になれるだろう」と述べ、イタリアへの適応期間である現状に理解を示している。