名車リバイバル 成功と失敗 ハマー、ブロンコ、Tバード… 新型の評価は?
ジープ・グラディエーター - リバイバル
新型グラディエーターは、2018年に第4世代ジープ・ラングラーのプラットフォームをベースにしたミドルサイズ・ピックアップトラックとして登場した。オリジナルが備えていた高い地上高とオフロード性能はそのままに、豪華なインテリアやインフォテインメント・システムなど、現代的な設備を整えている。 また、ジープ初の4ドア・トラックであり、初のコンバーチブルトラックでもある。新型グラディエーターは、ジープファンの間で賛否両論を巻き起こした。現代的な進化を評価する人もいれば、オリジナルのシンプルなデザインを好み、高い価格設定に尻込みする人もいる。しかし、機能性と性能の点では、オリジナルの後継にふさわしい。
マーキュリー・マローダー
1963年の半ばに登場した初代マーキュリー・マローダーは、2ドアまたは4ドアのフルサイズモデルである。ノッチバックのリアルーフラインは、逆傾斜の「ブリーズウェイ(Breezeway)」デザインとは対照的だ。S-55にはバケットシートのようなスポーティな装備も含まれている。 マーキュリーにおいて、マローダーの名は高性能モデルを連想させるもので、オリジナルはストックカーレースに最適化されていた。また、「スーパー・マローダー」と呼ばれるパワフルなV8エンジンも搭載している。
マーキュリー・マローダー - リバイバル
2003年、歴史あるフォード・パンサー・プラットフォームをベースに復活したマローダーは、マーキュリーが北米市場に導入した最後の後輪駆動車となった。4.6L V8エンジンは最高出力302psを発生し、シャシーの強化、ヘビーデューティなブレーキとサスペンション・コンポーネント、18インチ5本スポークホイール、アルミ仕上げのメーターを備えたユニークなインテリアなどが採用された。 性能と装備の面では、マローダーは間違いなくオリジナルに匹敵した。しかし、販売面ではまったく追いつけなかった。わずか1万1052台しか販売されず、今となっては希少な逸品である。果たして成功作なのか失敗作なのか、それは誰に尋ねるかによる……。