ラスベガスGPのFP1はトラック上の問題発生、事実上10分足らずで中止…FP2以降の実施に影響も?最速はルクレールも、ほぼ参考にならず|F1
2023年のF1第22戦ラスベガスGPのフリー走行1回目が現地時間16日行われた。 ●【動画】第22戦ラスベガスGPのFP1は8分で赤旗、そのまま再開なし…実況&解説も困惑 今季新設されたラスベガスGPのFP1開始時刻は、アメリカ現地時刻木曜の20:30のナイトレースに。気温16度、路面温度18度と、夜間かつ低温で、タイヤのグリップが難しいコンディションとなっている。 初のトラックということもあり、FP1開始とともに各ドライバーはトラックへと出て行ってデータ収集に入る。直線区間が多く、通称“モンツァウイング”と言われるローダウンフォースのセッティングで周回するマシンが散見された。 開始8分が経過し、セクター3前半でイエローフラッグが出る。この後バックストレート上でカルロス・サインツがマシンストップとなり、FP1は開始8分で赤旗中断となってしまった。 12分ほどの中断を経て、FP1において路面のパンプについて問題が判明したことから、再開しないと公式発表された。バックストレート区間にある下水の蓋が外れ、穴が空いているものと見られる。 FP1は事実上、開始8分までの記録となっており、1:40.909のチャールズ・ルクレールがトップタイム。2番手ニコ・ヒュルケンベルグ、3番手ケビン・マグヌッセン、4番手マックス・フェルスタッペン、5番手エステバン・オコンというタイム順だった。 角田裕毅は1:45.908で8番手タイム。だがまだ各車アタックラップに入っていない状態で、タイムを出せたのは15台のみ。ラップタイム順については勢力図を測るのが難しい状況となっている。 また、FP1が10分足らずで終わったものの、トラック上の問題がFP2までに修正できるのか、そしてFP2は予定通り、及びセッション時間延長で開催となるのか、引き続き動向が注目される。
第22戦ラスベガスGP・FP1結果
1/チャールズ・ルクレール/フェラーリ 2/ニコ・ヒュルケンベルグ/ハース 3/ケビン・マグヌッセン/ハース 4/マックス・フェルスタッペン/レッドブル 5/エステバン・オコン/アルピーヌ 6/ジョージ・ラッセル/メルセデス 7/カルロス・サインツ/フェラーリ 8/角田裕毅/アルファタウリ 9/セルジオ・ペレス/レッドブル 10/バルテリ・ボッタス/アルファロメオ 11/ピエール・ガスリー/アルピーヌ 12/ルイス・ハミルトン/メルセデス 13/ダニエル・リカルド/アルファタウリ 14/チョウ・グァンユ/アルファロメオ 15/ランド・ノリス/マクラーレン -/ランス・ストロール/アストンマーティン -/オスカー・ピアストリ/マクラーレン -/アレクサンダー・アルボン/ウィリアムズ -/フェルナンド・アロンソ/アストンマーティン -/ローガン・サージェント/ウィリアムズ