ノリスがマイアミGPを制し、110戦目で涙のF1初勝利!フェルスタッペン、ルクレール表彰台…角田裕毅はSC中ピットインが奏功し7位入賞|F1
2024年のF1第6戦、マイアミGP決勝が現地時間5日行われた。 現地マイアミは週末を通して晴天が続き、気温29度、路面温度48度のドライコンディションで決勝スタート時刻を迎えた。 【動画】ノリス「WE DID IT, WE DID IT!!」ずっと欲しかったF1初優勝…無線で喜びを爆発させる 決勝では多くが第1スティントにミディアムをチョイス。ルイス・ハミルトン、フェルナンド・アロンソ、ケビン・マグヌッセン、ダニエル・リカルドの4台がハードを選び、14番グリッドのバルテリ・ボッタスのみがソフトを選択している。 ブラックアウトとなり、マックス・フェルスタッペン、チャールズ・ルクレール、オスカー・ピアストリ、カルロス・サインツの順番でオープニングラップを終える。10番グリッドの角田裕毅は一つポジションを上げ、P9で2周目に入った。 4/57周目のターン17でピアストリがルクレールをかわし、2番手に浮上する。5周目の途中、角田は後ろから迫ったジョージ・ラッセルに抜かれ、10番手にポジションを落とした。 11周目に入るタイミングでアレクサンダー・アルボンが最初にピットインを行い、ハードの第2スティントに入った。ここからアンダーカット狙いで、早めのタイヤ交換に出るドライバーも出てくる。 9番手走行中の角田は、前のメルセデス2台を見た状態でステイアウトを続ける流れとなった。 21/57周目、ターン15のボラードをマックス・フェルスタッペンが弾いて、ターン16に落ちているため、バーチャルセーフティーカー導入となった。ここで3台がピットインを敢行し、得をする流れに。 すると28/57周目、ターン2~3でケビン・マグヌッセンとローガン・サージェントが接触すると戦況が一変する。サージェントがターン3奥でマシンストップし、これでセーフティーカー導入となった。マグヌッセンには後に10秒ペナルティが科されている。 ここまでステイアウトし続けた角田は、29/57周目に満を持してピットイン。ミディアムからハードにつなぎ、ハミルトンの前7番手でピットアウトできた。第1スティントで引っ張り続け、大きく得する状況となっている。 SC中にピットインしていなかったドライバーも続々タイヤ交換を終え、トップはノリス。以下フェルスタッペン、ルクレール、ピアストリ、サインツ、ペレスと続き、角田は7番手となった。8番手ハミルトン、9番手ラッセルという並びになっている。 セーフティーカーエンドとなり、33/57周目からローリングスタートでレース再開となる。角田は35周目のターン13でハミルトンに抜かれ、P8にポジションを落とした。