反則タックル問題で関東学生連盟が会見(全文3)重い処分の理由に虚偽の発言
「いじめ」とか「はまる」のような言葉 通常の指導の範囲を超えているのではないか
日本テレビ:『NEWS ZERO』の小正と申します。試合前までの一連の流れの中で監督のいじめとかはまるといったような言葉がありました。これは通常の指導の範囲を超えているという認識でしょうか。 森本:今回の危険なタックル、あってはいけないああいう反則行為を見れば、やはりあってはいけない、指導としては良くなかったんじゃないかというふうに、良くないというふうに思います。ただ、スポーツの中においてある程度試練を与えるですとか厳しくすることによって選手が成長するということも事実であります。そういう意味で、そういうこともありますが、やはり心のケアという意味であの選手を最後までやっぱり追い込んでしまったことに関しては、本当に指導者として不向きであるとしか言いようがないと思っています。 日本テレビ:続いて選手への処分についてなんですけれども、出場資格停止の解除の条件というのも付けられています。この処分というのはどのような意図が込められたものなんでしょうか。 森本:選手でよろしいですよね。選手についてはやはりまずはあのクオーターバック、関学のクオーターバックの選手にけがをさせてしまった。しかもそれが通常のスポーツ、アメリカンフットボールのルールの中ではまったくない、ルールから外れたことでタックルをしています。それをやったのは彼本人であり、どんな圧力があったとしてもそれは許されることではないというふうに思います。 ただ、先ほども申しましたが彼は、名前を出し顔を出しあのような謝罪会見をし、二十歳は超えておりますが若いながらに社会的な制裁はすでに受けたんではないか。また再起のチャンスを彼に与えないということは教育をモットーとするわれわれ連盟としてはあり得ないんじゃないかということで、先ほどのような処分を考えました。 日本テレビ:復帰の可能性があるということですか。 森本:復帰の可能性はあります。 日本テレビ:ありがとうございます。 司会:で、それでは後ろの方どうぞ。