反則タックル問題で関東学生連盟が会見(全文3)重い処分の理由に虚偽の発言
今回のプレーがアメフト界に与えた影響について
読売新聞:読売新聞の【イシイ 01:34:13】と申します。先ほど事実認定のところなんですけれども、マル2番のところですね。つぶせは監督の指示だったというところについて内田監督は会見や規律委員会の調査に対しても一貫して私からの指示は一切ないと言っていると。対して井上コーチについては会見で指示はなかったという説明だったと思うんですけれども、規律委員会の調査には指示はあったというようなことを言ってるんですか。 寺田:井上コーチは皆さんもご存じのとおりだと思いますけれども、クオーターバックをつぶしに行けという趣旨の発言はしたって確か認めているはずですよね。ご質問は、すみません、趣旨が。 読売新聞:つまり井上コーチだけ会見で指示はなかったみたいな説明だったのでちょっと勘繰ってしまって、つまり規律委員会の調査には実は指示はあったんですみたいなことを言っているのかなと思ったんですけど、そういうことはないっていうことですね。 森本:すみませんそういう意味ではですね。 読売新聞:そういう意味ではないです? 森本:監督もコーチも会見で言っていることとわれわれに言っていることは変わりません。 読売新聞:分かりました。それと今回、当該選手と内田監督、井上コーチの証言の食い違いについて、経験則とか合理性からほぼ全て選手の言い分が正しいと認定されていると思うんですけれども、例えばほかの同じ話を聞いてたという別の証言とか、あとは客観的な証拠みたいなそういう認定を裏付けるようなもので、言える範囲で構わないのであれば教えてください。 森本:今回先ほども申しましたように、この期間で約20名の関係する方からお話を聞きました。で、その中であのときの断片的に、また一部全体も含めて見ている、聞いているという方々からのコメント、それぞればらばらの立場から発言している内容をほぼ当該選手があの記者会見で言った内容と一致していたということでございます。 読売新聞:分かりました。最後に理事長にお聞きします。今回のプレーがアメフト界、今回学生連盟でありますけれどもアメフト界に与えた影響と、また今回の反則行為が、これ単なる反則というものなのかもしくは例えば反則を超えた犯罪行為に近いものなのかとか、どういうふうな認識を持ってらっしゃるか教えてください。 柿澤:はい。すでに当連盟あるいは所属する各校にフットボールは非常に危険なスポーツなんじゃないのかとか、ああいうことは日常茶飯事行われているのはひどい、スポーツと呼べないようなそういう競技なんですかという問い合わせとかクレームをすでに受けておりますし、また大学でフットボールをやりたんだけど、あるいはうちの子にやらせようと思っていたんだけれどもこんな危険きわまりないスポーツなんかやらせるわけにはいかない、あるいは高校生で大学行ってやろうと思っていたんだけどやめようかな、もう夢まで捨て去ってしまったほどの影響、これはもう本当に計り知れないものでございまして。いや、そうではないんです。フットボールはとてもコンタクトスポーツでありますから、厳しい面はあるかもしれませんがフェアプレーの精神とルール順守といったことの慣用によって、これは非常に楽しい興味あるスポーツになり得るんだということをやっぱりもう1回皆さまに対してアピールしていく必要はあるかとは思います。 プレー自体につきましては、それはもう、特にフットボールを経験した者にとってみればあれはフットボールではありません。フットボールのタックルではありません。これはたぶんフットボールを経験した者なら誰もがそう認めると私は信じております。 司会:では次のご質問。【マツカワ 01:38:47】さん。最前列のそちらの方ですね。