「ごはん多めでおかず少なく」VS「ごはん少なくおかず多め」節約できるのはどっち?
さまざまな商品が値上がりしていくなか、食事にかかる費用をできるだけおさえたいと考える方もいます。特に、毎日食べる「ごはん」は減らしても問題ないのではと思う方もいるでしょう。 食事の量を調整したいときは、費用とともに健康面も考える必要があります。偏った食事は健康に影響を及ぼす可能性もあるためです。今回は、ごはんとおかずどちらを多くすれば健康面と費用面のバランスがよいのかご紹介します。 ▼4人家族で食費「月8万円」は高い? 1人当たりの“平均”もあわせて解説
ごはんとおかずはどちらを多くすればよい?
栄養面で考えると、どちらかを極端に多くするよりは、バランスよく食べることが大切です。ダイエットを意識している方のなかにはごはんを食べないという方もいるかもしれませんが、ごはんを食べることで太るわけではなく、エネルギー摂取量が消費量を上回ったときに太るとされています。 農林水産省によると、お米には栄養素が豊富に含まれており、100グラム当たりで炭水化物と食物繊維が合計77.6グラム、たんぱく質が6.1グラム、水分14.9グラム、脂質0.9グラム、ビタミンやミネラルなどが0.5グラムです。 五大栄養素がすべて含まれているため、どちらかを増やすのであればおかずよりもごはんの方がよいかもしれません。
ごはんにかかる費用
ごはんにかかる費用を求めるには、まずお米の費用を調べる必要があります。今回は、5キログラムで2646円のA社のお米を購入したとしましょう。 農林水産省によると、お米からごはんの量を求めるには「米の重量×2.2~2.3」の計算式を使用するとのことです。今回は基準値を2.3として、通常の食事がごはん1杯150グラムだとすると、必要なお米の量は「150グラム÷2.3」で約66グラムになります。 A社のお米は1グラム当たり「2646円÷5000グラム」で約0.529円です。66グラム分使用すると、ごはん1杯当たり約35円の計算になります。 もしごはんを2杯に増やしたとしても、費用は1食当たり約70円です。