「ことさら信号無視をしたわけではない」死亡事故を起こした25歳男が危険運転致死罪を一部否認〈仙台〉
仙台放送
去年4月、仙台市宮城野区で乗用車を運転中、赤信号を無視し死亡事故を起こしたとして危険運転致死などの罪に問われている男の初公判が仙台地方裁判所で開かれ、男は起訴内容を一部否認しました。 茨城県鉾田市の無職・本宮龍希被告(25)は、去年4月24日の未明、宮城野区岩切で乗用車を運転中、赤信号をことさらに無視した上、時速96キロないし100キロで交差点に進入し、左から来た車と衝突して当時61歳の男性を死亡させたとして危険運転致死などの罪に問われています。 11月28日、仙台地裁で開かれた初公判で、本宮被告は危険運転致死について「事故を起こしたことは間違いありませんが、ことさら信号を無視したわけではありません」と、起訴された内容を一部否認しました。 続く冒頭陳述で、検察は「信号が赤になってから事故まで13秒あった。信号に従うつもりがなかった」などとして、危険運転致死罪が適用されると主張しました。 一方、弁護側は後ろからパトカーが来ていないか気にしていて、交差点や信号機を認識するのが遅れたと主張しました。 判決は12月13日に言い渡されます。
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