【ファンタジーS/新人記者突撃】〝次世代のアイドル候補〟白毛のゴージャスが重賞初挑戦! 全国から多数のお守りも届く
[GⅢファンタジーステークス=2024年11月2日(土曜)2歳牝、京都競馬場・芝外1400メートル] 【写真】ピッカピカの白毛がまぶしいゴージャス 次世代の〝白毛のアイドル〟誕生となるでしょうか。2日のGⅢファンタジーSで重賞に初挑戦するゴージャス(牝2・四位)は30日に栗東ウッドで最終追い切りを消化。僚馬エスペシャリーを追走して、ラスト11・1秒(3ハロン37・3秒)の豪脚で併入フィニッシュを決めました。 四位調教師は「馬場が悪い中でも動いていていい感じ。テンションも大丈夫。我慢している」と一定の評価を与えます。 もともと真面目で、競馬には前向きな馬。「競走馬としてはとてもいいこと」とうなずきます。普段からやる気に満ちあふれていて、馬房の中で急に立ち上がったり、やんちゃなところもあるのだそう。「ゴールドシップの子だから、気性の激しさみたいなものは含んでいるかな。調教であまりやりすぎちゃうと気性的に危ういところがあるので、その辺は上手に調整しないとね」とほほえましげに、そして確かな口調で教えてくださいました。 馬体重は前走時の424キロから大きな変動はありませんが「体が小さい馬だから、減っていないということを〝良し〟としなきゃいけない。食べるものはしっかり食べているし、体はキープしている」と前向きに捉えます。 すでに多くのファンを持つ人気者。夏の北海道開催が終了して、四位調教師が栗東トレセンに帰ってきたころには、厩舎に袋いっぱいのお守りが届いていたそうです。「重賞ですけど、注目されている馬だから、何とか頑張っていいところを見せてくれたら」と力を込めます。ファンタジーSでいい結果が出れば、同じ白毛馬ソダシも勝ったGⅠ阪神JFも視野に入るだけに、まずは今回の走りに期待したいです。
佐藤 美生