阿部兄妹はなぜ最強になったのか?「柔道を知らなかった」両親が考え抜いた頂点へのサポート
[PROFILE] 阿部一二三(あべ・ひふみ) 1997年8月9日生まれ、兵庫県出身。柔道家。階級は66kg級。パーク24所属。3人きょうだいの次男で6歳で柔道を始める。2014年、神港学園高校2年時に講道館杯全日本体重別選手権で男子史上最年少で優勝。同年のグランドスラム東京でも66kg級で金メダルを獲得し、その後、2017、18年の世界選手権を連覇。2021年の東京五輪では妹の詩とともに五輪史上初の兄妹同日金メダルを達成。得意技は背負投、袖釣込腰。6月にパリ五輪代表に内定し、2大会連続金メダルを目指す。 [PROFILE] 阿部詩(あべ・うた) 2000年7月14日生まれ、兵庫県出身。柔道家。階級は52kg級。パーク24所属。3人きょうだいの末っ子で、兄2人に続いて5歳の時に柔道を始める。夙川高等学校に進学後に頭角を現し、2016年、高校1年生の時にグランドスラム東京の52kg級で準優勝。翌年には同大会で優勝。2018、19年の世界選手権を連覇し、21年東京五輪・女子52kg級で金メダルを獲得。右内股と右袖釣込腰。兄・一二三とともに6月にパリ五輪代表に内定し、2大会連続金メダルを目指す。
インタビュー・構成=松原渓[REAL SPORTS編集部]