県商工会連合会 最優秀賞に「豊根村」の狭石氏 経営支援事例発表大会開く
愛知県商工会連合会(新美文二会長)は2日、名古屋市中村区の愛知県産業労働センターで「第19回経営支援事例発表大会」を開催した。経営支援の成功事例を共有し、小規模事業者に対して商工会の存在意義をアピールする狙い。県内の商工会役職員ら約250人が参加。4商工会の経営指導員が経営支援の内容や効果などを発表した。 冒頭、新美会長は「経営者の高齢化や人手不足、最低賃金の引き上げなどで、経営支援内容は多様化している。商工会職員のスキル向上を図ることは重要で、連合会としても人材育成に取り組みたい」と述べた。 当日は4商工会の事例発表が行われ、最優秀賞に、豊根村商工会の狭石(せまいし)真則経営指導員が選ばれた。狭石氏は、漬物製造のハヤシ(本社愛知県豊根村)が、自社製のみそを活用して新商品のフランクフルト「金山寺フランク」を開発、販売した際の支援事例を紹介した。 狭石氏は10月2日に四日市市で開催される「経営支援事例発表中部ブロック大会」に愛知県代表として出場する。