【ソフトバンク】山川穂高、日本シリーズ敗退一夜明け早くも“始動”「休む概念ない」無休オフ宣言
ソフトバンクの山川穂高内野手が4日、みずほペイペイを訪れて軽い練習を行った。日本シリーズ敗退から一夜明け、チームは事実上のオフに突入。ナインは横浜から空路福岡に帰還した。昼過ぎ、移動用のスーツ姿で「トレーニングです」と本拠地球場入りしたのは、尾形崇斗投手。その次にパーカーにスエットの2冠王が姿を見せた。 たった2人だけの“コソ練”。それを主軸中の主軸が涼しい顔でこなすのだから、恐れ入る。 「負けて悔しい気持ちを持ちつつ。練習を“1”やれば、“1”うまくなる。きょうも“1”うまくなったと思う。そういう意味で休むという概念はないです。シーズンと休みの区別のないタイプかな」 シリーズ第3戦から4試合は計15打数無安打。「反省しながら」バットを振り、2025年に向けて“始動”したという。 そして西武からFA移籍して鷹の一員となった今季を総括した。 「満足いく数字ではなかったですが、本塁打と打点(のタイトル)をしっかり獲った。リーグ優勝もできた。そういう意味で、野球がすごく上手になった一年なのかなと思うんです。プラス最後に取り残したものがある。来年の宿題と捉えられますよね」 来年は打率2割4分7厘、34本塁打、99打点の数字を全て上塗りし、“宿題”の日本一を達成すると誓った。 さらにFA移籍そのものについても言及した。 「良かったかどうかっていうのは、判断が難しいところ。人によって価値観は違うので、全員が納得するような選択っていうのはなかなか難しい。でも1年間やってみて、リーグ優勝できたことは誇りに思っていいのかなと思いますね。ただ、やっぱり日本シリーズの最後に悔しい思いをした。(それでも)来年、僕たちは間違いなく勝ち進んで、黄金時代をつくりたいなと思いますね」 2010年代のように優勝に優勝を重ね、再び球団を絶頂期へと導く決心だ。 この日は訪れなかったが、あの盟友も山川の“無休オフ”に付き合うことになる。 「(リチャードと合同練習?)仕方なく…。しぶしぶします。あいつ、家に帰ってくる感じで来ますもん。『ただいま』みたいに」
報知新聞社