磯山さやかさんと一緒に「体型を生かした」服選びを考える特集も今回が最終回。最後のテーマは「アウター」です。着膨れしそうで「真冬でもダウンや厚手のコートは着ない」という磯山さんが、もこもこアウターに挑戦したことで見えてきた発見とは?　すっきり見せつつ暖かい、冬のアウターコーデのコツを考えました。   【着用写真】磯山さやかさんが着る「ぽっちゃり体型に似合う旬アウター」はこちら

絶対に似合わないと思い込んでいた「ショート丈ダウン」を着てみたら、想像以上にバランスよく着こなせてびっくり!

mi-mollet（ミモレ）

 Sayaka’s Comment　 丸みのある体型について「特に気にしてない」と言いつつも、やはり着膨れしそうなダウンやオーバーサイズのコートは着ないと決めていました。特に体が大きく見えてお尻や腰回りをカバーできないショート丈のダウンは、いくら流行っていても自分では絶対に手を出さないアイテム。それが今回思い切って着てみたら、いい意味で想像していたのとは違って、バランスよく、脚長に着られてびっくり!　自分が頭の中で思い込んでいるイメージと、実際に着て客観的に見たときのバランスってやっぱり違うんだなということを実感しました。 ダウンってスポーティな印象が強かったのですが、品のいいベージュだから大人っぽく着られたのも発見でした。合わせたパンツも、太すぎず細すぎないシルエットで、むしろ体型に肉感があるからこそきれいに着られるパンツだなと思いました。食わず嫌いせずに、一度挑戦してみるって大事だなと気づかせてくれたスタイリングです。  

オーバーサイズのコートは大きく見えるのがむしろ可愛い。締め色のテクニックですっきり着られるのも発見でした

 Sayaka’s Comment　 真冬でも薄手のコートを着ることが多くて、オーバーサイズの厚手のコートは今まで避けてきたのですが、このコートを実際着てみて気づいたのは、「逆に大きく見えるからこそ可愛いんだ」ということ。長すぎず短すぎない丈感も小柄な私にはちょうどいいサイズ感。中に着たタートルニットや靴、バッグを全部黒で揃えて色で引き締めたり、スカートをウエストマークして穿くことで、オーバーサイズのコートでもバランスよくすっきり着られることが分かって嬉しかったです。 全7回に亘り磯山さやかさんと一緒に考えてきた「自分らしさを生かす」服選び、いかがでしたでしょうか?　体型や骨格診断、パーソナルカラーなどで「これは似合わない」と決めつけるのではなく、まずは一度試してみたり、自分らしく着こなすための工夫をあれこれ考えることって大事ですね。 いよいよ冬本番!　寒くておしゃれがマンネリしがちなこれからの季節も、磯山さんのような自分の体型やキャラクターの強みを生かした服選びの考え方があれば楽しく乗り切れそうです。 モデル/磯山さやか 撮影/目黒智子 スタイリング/水野利香 ヘアメイク/遊佐こころ 構成・文/堂坂由香